かえる目があの曲を歌う! 日本語で唄いカエルvol.1

歌は世につれ、世は歌につれ。

いかがお過ごしでしょうか? ここ数週間、シマウマと歩いたり、扉のレコードを送ったりしている間に気付くと3月も1週間過ぎております。

そんな暖かくなったこの時期に、とってもとっても面白気なイベントを開催します。3/11にyumboとの対バンもあっちゅう間にソールドアウトしてしまった(といってもほとんどはyumboファンかも…嗚呼)かえる目ですが、3月の29日と30日にもう2本、関東近辺でライヴを行ないます。これがですねぇ、普通のライヴじゃないのですよ、まったく。この日のライヴ、もちろんかえる目としての演奏もある(と思う)んですが、古今東西のポップ・ミュージックをむさぼり、浴びるように聴き続けてきたこの得体のしれぬ音楽家たちが、あの曲、この曲を日本語で唄い替える一夜なのです。

「唄い替え」といきなり言われてもよう分からんですね。なんか、大和川レコードことアサダワタルさんが提唱されてる(興味深い!)「住み開き」とか、もうすぐバージョンアップしたのが出そうだからの「買い控え」みたいな響きでございますが、まぁ、あの「洋楽を日本語の歌詞に翻訳…というよりも意訳、というよりも本質を捉えて自分らなりに作詞して歌う」っていうもの。替え歌って言ってもいいんだけれど、なんか違う。翻訳っていっちゃうと固すぎる。で、なんかちょうどいい言い方ないかなぁって思って勝手に名付けたのがこの「唄い替え」なんであります。

日本がまだ欧米のポップスに本気で憧れていたころ、よくありましたよね。尾藤イサオとか江利チエミとかマイク真木とか中尾ミエとか東京ビートルズとか(あ、それはちょっと違うか)。まぁ、当時日本には漣健児っていうスンバラシイ訳詞家がいたっていうのも大きいんだろうけれど、日本語ならではの言葉の響きで「唄い替え」てくれていた時代があった。

で、我らがかえるさんこと細馬宏通氏は、かえる目において、「雨に唄えば」のようなスタンダードはもちろん、ついにレディ・ガガまでに向き合ってきた強者。実はかえる目として歌い始める以前から、結構こんなことを続けてたりして、それがこれまた素敵な歌詞で、ライターで翻訳家でもある松永良平さんは、かえるさんとして以前にその歌詞にやられてたという話もあったり。そんなかえるさんが手がけたランディ・ニューマンの『セイル・アウェイ』の訳詩をば。これ全曲やってるんですが(笑)、そこから名曲「セイル・アウェイ」をちょっと紹介。本家ランディ・ニューマンさんの歌を聴きながらどうぞ。

 

「いちんちアーメンソーメン歌うて酒のんでたらええねん」ってのいいなぁ。ちなみにオリジナルは「You’ll just sing about Jesus and drink wine all day」です。

そんなかえるさん率いるかえる目が、ついに「唄い替え」に正面から向き合う(予定の)ライヴが行われるわけです。コレはねぇ、もう、かえる目知らん人でも楽しめますよ。「ぁぁぁああ、この歌がこんなことに!」と驚かされること、そして脳の裏をくすぐられることは間違いなかったり。

でもって、対バンとして、こちらもテニスコーツ植野隆司とラブクライ三沢洋紀によるパーティ・フォーク・デュオ「真夜中フォークミュージック」が登場。植野&三沢という豪華デュオにもかかわらず、歌本のコード符でも見ながら、作りたての日本語詞を乗ってけて深夜に「これええ感じやねぇ」「やっぱ最高」とか高校生みたいなこと抜かしながら作った(ような)唄い替えカセット作品をリリース。わずか3ヶ月の間に2本目も作っちゃったっていうんだから、馬鹿……否、高2気分。

また、特筆すべきは、今回の東京編では、気ままに英語詞を我がモノにしてきた細馬宏通による「唄い替えワークショップ」も行ないます。ご来場のお客様で興味のある方は、課題曲(予約時にお伝えいたします)の宿題和訳をしていただき、それを細馬氏がオモロ添削するという試み。実は、これ以前に神戸は旧グッゲンハイム邸にてお題は、「ビートルズの「イエスタディ」の冒頭部分を訳せ」だったんですが、その回答がどれもこれも強烈に面白かったとの話。その中で最高の出来だったのが、大阪は西九条にお住まいのW氏の作品。

「でしたねぇ〜」

いやぁ、これは凄いなぁ。もう、この先、あの曲は「でしたねぇ〜」 にしか聴こえないもん。空耳感もあるよなぁ。はてさて、今回はどんな名回答珍回答が登場することやら。是非ふるって応募していただきたく思います。もし、「この日どうしても行けないんだけれど、ちょっと宿題和訳だけ提出したい」って方もご相談に乗りますので、是非info(at)mapup.netまで「【唄い替え】希望」との見出しでご連絡くださいませ。

また、この当日の場所である神保町のスタジオ・イワト、ここが本当にいい場所なんですよ。天上も高くて空気の流れがとにかくいい。ニカちゃんやたゆたうもライヴをやってる特別な場所、常設のグランドピアノは実は高橋悠治さんのために用意したという代物なんです。この先、こちらでいくつかのイベントも検討中でございます。ぜひ一度「どんな場所かいな?」と遊びに来てもらえればうれしいです。

はてさて、いかなることになりますやら。ということで、イベント告知、どーーーーん。

「日本語で唄いカエル 東京編」
◯日程:2012年3月30日(金)  6:30 open / 7:00 start
◯場所:スタジオイワト 東京都千代田区西神田3-8-5 ビル西神田1階
【JR水道橋/地下鉄神保町 or 九段下から歩いて6分】
◯価格:2,000円(adv.)/ 2,500円(door)  (+1drink 500円)
【前売りは、ticket(at)mapup.netまで、】

◯出演:かえる科(細馬宏通・宇波拓・木下和重)【この日は中尾勘二氏はお休みです】
真夜中フォークミュージック(植野隆司・三沢洋紀・ゆっこ)
◯内容:細馬宏通(a.k.a.かえるさん)先生による「唄い替えワークショップ」
ライヴ(かえる科、真夜中フォークミュージック)

でもって、実は真夜中フォーク三沢君仕切りで、この前日にも同イベントが横浜であります。こちらも告知、どーーーーん。

「替え歌スター誕生〜横浜大会〜」
◯日程:2012年3月29日(木)  7:00 open / 7:30 start
◯場所:横浜・黄金町 試聴室その2
◯価格:2,000円(adv.)/ 2,500円(door)  (+1drink 500円)

【前売りは、試聴室その2まで、】

◯出演:かえる目(細馬宏通・宇波拓・木下和重・中尾勘二)
真夜中フォークミュージック(植野隆司・三沢洋紀・ゆっこ)
◯内容:驚愕の飛び入りコーナー有り
ライヴ(かえる科、真夜中フォークミュージック)
※最後に出演者全員による「we are the world」の大合唱の予定有り。

そうかぁ。「We are the world」歌うのかぁ(笑)。クインシー・ジョーンズ役で「君の首飾りはとても素敵だけれど、録音のときはちょっと外してもらえるかな」とか言いたいなぁ。あと、シーナ・イーストン役で自分の前にマイクをもってこようとかしたいなぁ。

ということで、3月の末は2日間、たっぷりあの懐かしい曲に浸っていただければ! 30台〜 50台が一番楽しめると思うけれど、若い輩にこそ聴いて欲しい!

それではー。