急遽決定! 5月5日(日)井上智恵トリオ、かえるさん、グーニーのライヴ!

お久しぶりでございます! 久々の更新であります。お元気でございますでしょうか?

諸事情ございまして(人間、誰しも事情がある。事情のないやつぁ、出てこーい!)、今年の頭くらいから、ちょっとこちらのサイトの更新はもちろん、mapとしてのイベントやレコード・リリース、プロモーション、告知等をほとんどお休みさせていただいておりましたが、ぼちぼちとリハビリを兼ねつつ 、少しずつ重い身体をよいしょっと起こして、ちょろっと動き出してみようかと思っておる次第です。

 そんな最中、急遽、ライヴが1本決定いたしました!

昨年の秋、当方主催にて行ないましたイベント「pop underground showcase」でも4日連続でイベントを行なわせていただきましたグレイツなスペース、スタジオ・イワトさんが今年の3月20日で惜しまれつつクローズいたしました(詳細は>>こちら)。ただ、イワトを運営されていた平野公子さんは、ちょっとお休み……なんかじゃなくて、この先、別の場所に移住することを視野に入れつつ、キャラバン形式で日本各地でイベントをやろうとしているとのこと。うーん、凄いなぁ。気合と年季の入り方が違うなぁ。大尊敬のパイセンです。いや、公子さん、カッコイイぞ!

でもって、あのスタジオ・イワトがクローズしてどうなるんだろう? うーん、残念、と思った貴兄もおられるかと思います。ねぇ、いい場所やったもんねぇ。で……まぁ、あのですね、まだ告知がされていない状況で俺がこうして書くのも変な話なんですが(……ねぇ)、あの場所はこの6月以降、横浜・黄金町のブラック・ホール、黄金町の飲み助の天国「試聴室2」が、ちょこちょこと模様替えをして新たなるライヴ・スペースとして運営することとなりました。こちらの名前は、どうやらシンプルに「試聴室」になる模様。どうなのかしらん、どうなのでしょうか? でも、ウッソじゃないよー、ホントだよー。もちろん、黄金町の試聴室2もズビビビバーンと奇なる(最高の)イベントを続けてくれますです。ホントだよー。

で、6月のオープンを前にして、せっかく場所を既に借りておられるんであれば、プレ・イベントをしたらどうでしょうか、と思ったので、やります。ゴールデン・ウィークの後半、皆々様の疲れが溜まり始めた5月5日(日)にやります。どうですか? どうでしょう。もちろん「プレ」なので、まだ設備周りは十分ではないのですが。

出演は、巧みな鍵盤さばきとメガネの奥にキラリと狂いと歪みを見せる大阪のイノック・ライトこと井上智恵嬢のトリオが登場。翌日の町田・簗田寺では、ゆすらごの黒田誠二郎を加えたカルテット編成ですが、この日は盟友・加納佐和子(dr)と名手・稲田誠によるトリオ編成でのご登場。井上智恵嬢、日々のお仕事に加え、大阪は北区天神に位置する「大阪ニット会館・軽音楽室」という、新たなる狂った音楽が聴けるスペースを運営していることもあり、なかなかちょこちょこは東京でのライヴが見れないわけです。彼女の凄みは、レコードでも十二分に堪能できますが、ライヴが本当にどうかしてる。なんでこの曲がこんな展開になっていくのか、旋律の行方が見えない、どこに連れて行かれるのか分からない、そんな圧倒的な「謎」が潜んでいるのです。もちろん、変拍子もバリバリですが、そんなパーツを示すのではなく、本当の意味でのプログレッシヴ・ミュージック、です。

そして、次に控えしは、彦根の畸人、人生の機微の達人、かえるさんこと細馬宏通 from かえる目。

ここだけの話ですがひとつ。

2013年時点のかえる目は、たぶん「彼らをまったく知らない人たちも含めて、そのライヴを目の当たりにしたほとんどすべての人を音楽だけで笑顔にする」という、とんでもない場所にたどり着いています。大胆にして繊細、恐ろしくくだらなくて、そしてとんでもなく思慮深い。実験的だけれどポップ、そしてそのポップネスは、音楽の歴史を丁寧に紐解かれた上に存在しているということ。それが今のかえる目。

で、この日は、かえる目の核である「かえるさん」に、ひとりで歌っていただきます。そのゆるく見えて力強い歌声は、 「シンガー・ソングライター」と呼ぶよりは、演芸的色彩が強く見え隠れして、コレがとても素敵だったりするのです。氏がここ最近webで連載しているこれまでまったく書かれることのなかった素晴らしい(いや、素晴らしすぎる!)貌をした音楽評論「歌のしくみ」を読んでからご来場いただければ、よりこの歌を楽しんでいただけるのではないか、と。いや、もちろん文章の切れ味の尖さは言うまでもないけれど、この実演こそ最高の「歌のしくみ」なんですよ! 1曲1曲に仕組みがある。そんな歌は他には、ない!

 

そして、もうひとり。天才・田中淳一郎……誰だ、それ(笑)。 本名を聞いても分かりにくいですが、せいちゃんとのストレンジ・ポップ・デュオju seiで謎音塊を編み出しまくり、のっぽのグーニー名義で、約10枚のCD-Rアルバムをほとんど全部違う人間が編んだとさえ思わせる異能っぷりで見せつけてくれた(そして、それをほとんどの人が知らない!)ポップ・マエストロ(本当よ!)田中淳一郎のこと。宇波拓とのフォーク・デュオ枯井戸や、最近では、core of bellsのアイーダとザ・なつやすみバンドのみずき嬢と共に新バンド「ダブル・マーメイド」(酷いっ!)を結成したけれど、今回はシンプルなソロ・アクトとして登場。

個人的には、本当にのっぽのグーニーを初めて聴いたときの衝撃がすごくて、あぁ、こんな天才がどこへ行くのだろうか、と驚き、慌てたわけですが(もしよかったら、1年半前に書いたグーニーのレビューをご拝読いただければ幸いです)、どうやらどこにも行かず、ここに居てくれるという幸せに耽溺しすぎているようにも思えます。でも、彼は紛うことなき天才。でも、その天才性を浪人生のような佇まいでカモフラージュしていることに騙されちゃいけない。きっとヤツはひっそりと何かを企んでいるはず。で、どうやらこの日は井上智恵トリオと競演もあるらしいとのことらしいとのことらしいぜってことなので、コレは本当にお楽しみであります。

ライヴまで10日足らずですが、なかなかない企画だと思います。ホントーにその狂いと緩さの狭間を確かめに来てください。俺が一番楽しみです。

前売りと当日、価格は一緒ですが、ぜひご予約いただければ幸いです。
予約はコチラから>>> 

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神保町・試聴室プレオープン・イベント
5月5日(日)神保町・試聴室(旧・スタジオイワト)
東京都千代田区西神田3-8-5 1F
出演:井上智恵トリオ、のっぽのグーニー、かえるさん(from かえる目)
open 6:30 / start 7:00
charge 1,500円(adv/door) + 1drink